ジュネーヴ

長い旅は終わったよ…😭
最後の訪問地は大好きな二人が東京のお店を閉めて旅立った先、ジュネーヴ🇨🇭
海外の素材を出来るだけ使って、どこまで和食が再現できるかチャレンジしている様子をSNSで見ていて、二人に会いたくなって訪れました。
パリからTGVでジュネーヴへ。電車の中のボックス席、昔は乗り合せた人達でお喋りしたもんだけれど、今はPC開いたり携帯いじったりで、時代は変わったよね〜。
しかしそんな電車が途中で小一時間止まってしまった。そんなひょんなことから、昔みたいにお喋りが始まった。日本の新幹線は素晴らしいよね〜とインド人とイギリス人がお喋りしてたので、日本を代表してお礼を言ったよ!イギリス人のご夫婦は日本が大好きという事で、本を紹介されました。インド人の息子さんは先生で、日本の学校に視察に行ったら放課後全員で教室の掃除をする事に感激したそう。世界には日本のファンが沢山居るんですね。
後に理由を知ったんだけど、ヨーロッパの熱波のせいでレールが歪んで走れなかったそうだ。
そんなこんなで2時間遅れくらいでジュネーヴに到着し、駅からタクシーで直行した先はチーズフォンデュ屋さん!ここは美味しかったなぁ。生ハムプレートも、もちろんチーズフォンデュも、デザートのメレンゲダブルクリームも。畜産物のクオリティーはやはり高い!!
宿はスイス人の旦那様と、日本人の奥様と、可愛い4歳のムッシュのいるお宅。東京の私の部屋の4倍くらいある広い部屋に、住むように泊まらせていただけました。家の中は靴を脱いで裸足だし、お料理好きな旦那様のキッチンはそれはそれは素晴らしく、ゆっくりと快適に過ごさせていただいた。
二日目は国境を超えてフランスはアヌマッスのマルシェへ!🇨🇭は物価が高く、国境を超えて🇫🇷に買い物に行くのは普通のことだそうです。でも肉は1kgを超えて持ち込んだら税金がかかるそう。時々抜き打ちで捕まってしまうらしい。
都市のマルシェと違って、生産者も出店してるし、更に板長の目利き解説付きの市場ツアーは、本当に楽しかった。ランチは屋台のご飯を買ってシェア。
・アフリカ?!の鶏肉と野菜炒めのサンドウィッチ
・アフリカ?!の揚げパン「マンダジ」と金時豆を塩味で煮た「アリコ」
これが美味でした!!
サンドウィッチは自分でソースを選んでパンにソース塗ってから肉をバガっとのせてくれる。
アリコは、優しい味で後からほんのりスパイスが効いてくる。なんて控えめなアフリカンなんだ!という感じで。またこれらを売ってる人達が、面白い。料理は人だなぁ、と改めて思った。
夕飯の仕入れをして、アジア系スーパーや、肉が異常に安いスーパーなどに立ち寄って、宿へ。この日は市場で買ったもので板長の腕をふるっていただいた!
・鰯と帆立のつみれ汁
・鴨砂肝のサテ
・ヨーロッパ産コシヒカリの塩にぎり
いや〜久しぶりにマサル板長のご飯、心に沁みました〜美味しかった。出汁の味って、なんて美味しいんでしょうね。
調子に乗って、私も2品。
・小烏賊とサリコルヌのレモンマリネサラダ
・茄子とトマトとロゼイユのオリーブオイルソテー ラルドのカリカリのせ
ハワイ商店らしいメニューとなりました。
サリコルヌは塩味のするシャキシャキした太いオカヒジキみたいな植物。日本だとアッケシソウとも言うそうです。これ美味しいんだよね。
ロゼイユは、ヌルヌルするツルムラサキみたいででもレモンの香りで酸っぱい不思議な葉っぱでした。ヨーロッパの茄子の皮は美味しいし、ビオレモンは特別な香りだし、ラルドは勿体ないけどカリカリに焼いてみたらまた美味しかった!
久々に料理したかったから嬉しかった〜
スコットランドから持ち歩いてきたスコッチ「アバフェルディ」の12年ものを食後に飲んで、良い気分。
三日目も、スーパー巡り!業務用スーパーに連れてってもらった。IKEAみたいに大きなスーパー…
ジュネーブ 名物の大噴水を観に行くと、FOOD FESTAやってるではないか!
フードカーの展示会の如く、色んなフードカーを見る事が出来て楽しかった。サーモンをスモークしている店がなんとも良い香りで、サーモンサンドを買ってみた。1100円…高いけど、レモンじゃなくライムをキュッと絞って美味!ビールに合う!大人二人で観覧車に乗って大はしゃぎして、老舗の肉屋でお惣菜買って、またお家ご飯。落ち着くお宿なのです。
最終日も空港でスーパーに行って、イチジク入りマスタードを入手!ヨーロッパの旅を充分に堪能しました。
帰りはエミレーツ航空、航空会社の宣伝に出ているような美しい添乗員さんと快適なシートで、ゆっくり帰ってきました。ドバイでの乗継8時間はなかなか大変だったけど、トイレの中にある無料のシャワーとか浴びてなんとか過ごしました。
はーーーー。楽しかった。まだまだ居たかったわ、ヨーロッパ。

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